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北朝鮮国営の朝鮮中央通信は21日、日本が北朝鮮の「瀬取り」阻止を積極的に主張し、英仏などが監視のための軍部隊を日本へ派遣していることに対し、「日本が軍国化を進めるためのものだ」と非難する論評を配信した。

(参考記事:北朝鮮「日本の核武装化こそ問題」主張でドツボにはまる

海上で石油などを船から船へ移し替える瀬取りは、国連安全保障理事会の制裁違反行為。日本外務省は8日、北朝鮮による瀬取り監視のため今月中旬から、フランスが在日米軍嘉手納基地を拠点とした航空機での警戒監視活動に加わると発表した。

これに対し論評は「国連安保理の『制裁決議』履行を口実に地域外の国々を対朝鮮監視活動に引き入れることによって自分らの存在感を誇示し、軍国化に有利な環境を整えてみようとするのが、日本の反動層が狙う真の目的」であると難癖を付けた。

一方、内閣などの機関紙・民主朝鮮は同日、日本が中国の海洋進出をにらみ、新たに宮古島と奄美大島に陸上自衛隊の部隊を駐屯させることについて、日本の目的は「戦争国家」であり、「周辺情勢を自分らの政治的野望の実現に有利な方向に導こうとしている」と非難した。