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北朝鮮の李容浩(リ・ヨンホ)外相は1日午前0時過ぎ(現地時間)、金正恩党委員長の滞在先のハノイ・メリアホテル前で記者会見を開き、米朝首脳会談について語った。

記者会見の内容は次の通り。

今回の2回目の朝米首脳相逢(米朝首脳会談)の会談結果について、わが国の立場をお知らせします。

朝米両国の首脳は今回、立派な忍耐力と自制力を持って2日間に渡り真摯な会談を行いました。わが国は昨年6月のシンガポールでの会談、1回目の朝米首脳会談の共同の認識として達成された段階的解決の原則に基づき、今回の会談において現実的提案を行いました。

米国が国連制裁の一部、つまり民需(民生)経済と人民生活に支障を与える項目の制裁を解除すれば、わが国は寧辺(ニョンビョン)の核(施設)のプルトニウムとウランを含むすべての核物質生産施設を、米国の専門家の立ち会いのもとに両国技術者の共同作業で永久に完全に廃棄するというものです。

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わが国が要求するものは、全面的な制裁の解除ではなく、一部解除、具体的には国連制裁決議11件のうち、2016年から2017年までに採択された5件、そのうち民需経済と人民生活に支障を与える項目だけまずは解除せよというものです。これは朝米両国間の現在の信頼レベルを考えると、現段階でわが国が踏み出すことのできる最大の歩幅の非核化措置です。

わが国が非核化措置を行っていくにあたって、より重要な問題は安全を担保する問題であるものの、米国はまだ軍事分野の措置を行うのは負担に感じるだろうと見て、部分的制裁解除を相応の措置として提案したものです。

今回の会談でわが国は米国の懸念を軽減するために、核実験と長距離ロケット実験発射を永久に中止するという確約も文書の形で行う用意があると明らかにしました。

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信頼を醸成する段階を経れば、今後の非核化の過程はより速く前進できるでしょう。しかし、会談の過程で米国側は寧辺地区の核施設廃棄措置以外に、もう1種類を付け加えなければならないと最後まで主張し、米国がわが国の提案を受け入れる準備ができていないことが明白になりました。

現段階でわが国が提案したものより、さらに良い合意ができるかこの場で話すのは困難です。このような機会の再来も困難かもしれません。

完全な非核化への道には、このような第一段階の工程は避けられず、わが国が提案した最大限の方案が実現する過程を必ず経なければなりません。

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わが国のこのような原則的立場は、いささかも変わることがなく、米国側が交渉を再び提案してきた場合でも、わが国の方案は変わることはないでしょう。以上です。