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北朝鮮国営の朝鮮中央通信は1日、金正恩党委員長が平安南道(ピョンアンナムド)で造成中の温泉観光地区の建設現場を視察したと伝えた。視察の日時は明らかにされない。金正恩氏の同地区の視察が公開されるのは、8月に続いて今年2回目。

金正恩氏は現場で、建設プロジェクトの技術課題書の作成を内閣傘下の各省・中央機関が分担する方針となっていることに不満を表明。「それでは党の意図に合うように温泉観光地区を世界的水準で開発することができない」として、党中央委員会と国務委員会が直接担当するよう指示した。

金正恩氏はさらに、「温泉観光地区の建設を人民と約束した通りに、来年の10月10日まで最上級に立派に完工すべきだ」と述べ、「今年の年末まで建物の基礎工事を終え、電力および逓信保障対策、上水保障と汚水処理対策、鉄道路線と道路網の改修・拡張計画、園林・緑化計画を立派に立て、先行工事を推進すべきだ」と指示したという。

視察には崔龍海(チェ・リョンヘ)朝鮮労働党副委員長、党中央委員会の趙甬元(チョ・ヨンウォン)、パク・チャンホ、金勇帥(キム・ヨンス)の各副部長、党平安南道陽徳(ヤンドク)郡委員会のカン・イルギョン委員長、国務委員会の活動家であるキム・チャンソン、馬園春の両氏が同行した。