北朝鮮国営の朝鮮中央通信は2日、韓国が「旧態依然として米国の対朝鮮圧殺策動に同調」していると非難する論評を配信した。
論評は、韓国が参加し、3月21日から22日にかけて米国防総省で行われた第10回安保会議(日米韓防衛当局の局長級協議)に言及。
同会議で、海上での「瀬取り」など北朝鮮の制裁破りへの対処を日米韓3カ国が主導し続けることで一致したことは、「朝鮮半島の現情勢緩和の局面に逆行してわれわれに対する軍事的対決と制裁・圧迫攻勢を持続してみようとする」ものであると非難した。
そのうえで論評は、「米国とその追随勢力は目の前に広がった朝鮮半島情勢の流れを快く思わず、北南間にくさびを打ち込んで現況を逆戻りさせようと卑劣で幼稚な手口を全て弄している」と指摘。
続けて韓国に対し、「今こそ、恥ずべき外部勢力との共助を排撃し、民族共助で北南関係の改善と自主統一を志向する時代の流れに合流すべき」だと要求した。