北朝鮮の朝鮮労働党機関紙・労働新聞と国営朝鮮中央通信は11日、平昌冬季五輪に合わせ訪韓した高位級代表団の動きを、前日に引き続き大きく報道した。
代表団が青瓦台(大統領府)訪問し、文在寅大統領と面談したことについて同通信は、団長の金永南(キム・ヨンナム)最高人民会議常任委員長と、金正恩党委員長の妹・金与正(キム・ヨジョン)党第1副部長の両氏が、「文大統領と温かい談話を交わした」として、友好ムードを強調。
続いて、「金正恩委員長の委任を受けた朝鮮労働党中央委員会の金與正第1副部長が、わが党・国家・軍隊の最高指導者金正恩委員長が文大統領に送る親書を丁重に伝達し、金正恩委員長の意図を口頭で伝えた」としながらも、文氏に訪朝を要請した事実は伏せられている。
代表団と文氏は同日夜、アイスホッケー女子の南北合同チームとスイスの試合を観戦した。
同通信と労働新聞はこれらの動きを、複数の写真を添えて報道した。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面一方、世界ランク22位の韓国と25位の北朝鮮の合同チームは、同6位で前回ソチ大会で銅メダルを獲得したスイスに実力の差を見せつけられ、0-8で大敗した。