北朝鮮の食糧事情はかなり好転していると伝えられているが、その例外と言えるのが朝鮮人民軍(北朝鮮軍)だ。配給システムが崩壊し、横流しが横行しているため、末端の兵士は常に飢えに苦しんでいる。
燃料についても同じような状況だ。兵士たちは、氷点下20度を下回る極寒の地で、寒さに震えている。米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が報じた。
両江道(リャンガンド)の情報筋は、最近北朝鮮のある部隊を訪れたときのことを語った。
「朝鮮人民軍の10軍団82連隊の兵舎に入ってみた。信じられないほど寒かった。暖房もお湯も夜だけだ」