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韓国国防省は25日、国会の国防委員会全体会議に「2017年度予算案および基金運用計画」を提出。北朝鮮の核・ミサイルに対応するための戦力確保を前倒しするため、7124億ウォン(654億円)を来年度(1~12月)予算に上乗せする必要があると報告した。

来年度の当初予算案は今年度より4%多い40兆3347億ウォンだったが、北朝鮮の核の脅威の高まりを受け、同省と与党セヌリ党は今月18日の会議で、対抗戦力の整備を2020年代半ばから20年代初めに前倒しすることで合意していた。

また、朴槿恵大統領は24日の施政方針演説で、北朝鮮が「核実験の段階」から「核兵器の段階」に入ろうとしているとし、北朝鮮の核兵器の実戦配備が遠くないことを示唆。対抗戦力を早期に確保する方針を示した。