北朝鮮「劇薬が流れる川」で病人続出! 「汚染飲料水」を当局は放置、住民が遂に立ち上がる!

北朝鮮の川には洗剤から出た泡が帯のようになって流れており、市場経済化により川の汚染が徐々に進みつつある。(画像は本文とは関係ありません)
北朝鮮の川には洗剤から出た泡が帯のようになって流れており、市場経済化により川の汚染が徐々に進みつつある。(画像は本文とは関係ありません)

中朝国境に近い咸鏡北道の会寧(フェリョン)。上水道の整備が遅れていて飲み水は川の水に頼っている。ところがこの水が汚染されて病気になる人が続出している。デイリーNKでは、3月3日に会寧川の汚染問題を報道したが、1ヶ月経った今でも状況は何ら改善していないことが明らかになった。

中央も地方当局も汚染水問題を放置

現地のデイリーNK内部情報筋は「当局は会寧川の汚染問題解決のために浄水場を作るから、住民にその金を出せと迫っていたが、当局は何もしてくれない」だと語った。

キジやウサギを捕まえる時や、金の採掘で使われる塩素酸カリウム。北朝鮮ではサイナという名前で売られているが、これが金鉱から川に放流されて水の汚染が進んでいる。

諸外国ではマッチの材料としてよく使われている塩素酸カリウムは、青酸カリなどのように毒性や刺激性は強くないが、爆発、発火の危険性が高く、間違って服用した場合には腹痛、下痢などの症状が発生する。

「郡当局は水は沸かして飲めばいいと言うが、それだけではどうしようもない。腹部、食道、肺に痛みを感じて商売すらできなくなってしまった人々もいる。当局は責任を住民になすりつけるだけで自分たちは何もしようとはしない。ここまで来ると中央の調査があってしかりだが、何も行われていない」(内部情報筋)

住民自らが問題解決に乗り出す

当局には任せてられないと解決に立ち上がった人々もいる。彼らはサイナに汚染された水をせき止める小さなダムを作るべく費用について調べているとのことだ。

「会寧は以前から水事情がよくなかったので、泥水でなければ飲んでいた。以前は食糧問題の解決に精一杯だったので、水質の問題などは二の次で何も考える余裕がなかったが、今では自ら立ち上がって積極的に問題解決に乗り出そうとする人々が増えている」(内部情報筋)