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武装勢力「イスラム国」(ISIS)が、北朝鮮製の携帯型対空ミサイルを装備している可能性が指摘されている。

米国の北朝鮮専門ニュースサイトNK Newsは昨年、イスラム国が、北朝鮮がライセンス生産した旧ソ連製の携帯型対空ミサイル「9K38 イグラ?1」(別名SA?16)を装備しているとの分析を報じた。

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9K38は射程5キロ、到達高度3.5キロの個人用ミサイル。過去にイギリス軍などのジェット戦闘機を撃墜したとの記録があり、昨年12月のヨルダン軍機撃墜でも使用された可能性がある。

NK Newsは、イスラム国が使用している北朝鮮製兵器は、シリアに輸出されたものが戦闘で奪われたものであると見ている。

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北朝鮮製の9K38は、2001年12月に東シナ海で発生した北朝鮮の工作船事件で、工作船の爆沈後に海底から引き揚げられている。