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市中に出回る製品の約9割が中国製と言われている北朝鮮。

そんな現状に危機感を抱いた金正恩党委員長は、2015年の新年の辞で、「すべての工場、企業所が輸入病(何でもかんでも輸入に頼る傾向)をなくし原料、資材、設備の国産化を実現するための闘争を力強く繰り広げ、党の掲げた典型単位に学び自らの姿を一新させねばなりません」と、輸入依存から抜け出すことを強く訴えている。

それに呼応して、国内の各メディアも「輸入病打破キャンペーン」を繰り広げた。ところが、状況は改善するどころか、むしろ悪化し、国内産業に悪影響を与えている。米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が報じた。

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咸鏡北道(ハムギョンブクト)の情報筋は「自力更生、国産品愛用は美辞麗句に過ぎない」とし、外貨稼ぎ機関が無差別に商品を輸入していることを嘆いた。