HRWが把握したところによると、今年7月から9月までの間に公安当局に逮捕された脱北者の数は49人に達し、昨年7月から今年6月までの1年間の51人と比べ急増している。また、2ヶ月以上かかっていた強制送還の手続きが、最近に入って2週間に短縮されているという。
中国は今年に入り、脱北者の取り締まりを強化し、従来の中朝国境地帯から脱北ルートに当たる雲南省での取り締まりを行うようになった。さらに先月の中国共産党大会に前後して、公安当局が逮捕した脱北者は21人にのぼるとの情報がある。
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