電気ショックに思想教育、拷問も…北朝鮮「精神病棟」のメチャクチャな実態

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商売に失敗し失意の日々を送っていたこの男性は、気を紛らわせるために覚せい剤に手を染めた。それから1ヶ月後、精神に異常をきたした男性は、隣家に放火した。犯行は徐々にエスカレートし、公共の建物や自宅にも火を付け、死者まで発生した。

もうひとつは、平城(ピョンソン)の金正淑第1中学校のすぐそばに3年前に建てられたマンションに住む一家のケースだ。

平安北道(ピョンアンブクト)の金鉱で働いていた基地長は、妻、息子、娘の4人で平穏に暮らしていた。ところが、17歳の息子が覚せい剤に手を出した。覚せい剤を買うカネ欲しさに母親を包丁で脅すようになり、ついには怪我をさせてしまった。両親は悩んだ末に、息子を精神病院に連れて行った。