電気ショックに思想教育、拷問も…北朝鮮「精神病棟」のメチャクチャな実態

人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面

問題はそれだけにとどまらない。北朝鮮には依存症や精神疾患についての知識を全く持っていない人が多く、メンタルに問題を抱えた人をケアするネットワークも構築されていない。

例えば病院に行っても、まともなカウンセリングは期待できず「元帥様(金正恩党委員長)だけを信じて生きればいい」というトンチンカンな答えしか返ってこない。それで絶望のあまり、覚せい剤やアルコールに手を出してしまうという。

また、症状が統合失調症と似ているアンフェタミン精神病(覚せい剤精神病)を患っている患者が多いが、本人はもちろん周りの人も知識がないため、中毒による症状と気づかず、問題を起こすまで放置されてしまうのだ。