この教化所は現在でも運営されており、2011年の時点で3000人から4000人が収監され、靴、衣服などの製造にあたらされている。
今回、対象となったのは25ヶ所だが、所在地がわからず衛星写真が存在しないところとして19ヶ所が挙げられている。江原道にある5号教化所、10号教化所などについては、統一研究院のリストに掲載されているものの、全く何の情報もないとしている。また、両江道(リャンガンド)については、教化所や管理所(政治犯収容所)についての情報そのものが存在せず、全くの闇に包まれている。
なお、韓国の統一省は2012年10月に行われた国政監査で、政府関連機関が確認した資料による情報として、北朝鮮には70余りの教化所、管理所が存在し、うち30ヶ所が平壌周辺、黄海道(ファンヘド)と咸鏡道(ハムギョンド)に10ヶ所ずつ、残りは両江道、慈江道(チャガンド)、江原道(カンウォンド)にあると明らかにした。