北朝鮮で数百万人の餓死「再現の可能性」…韓国閣僚が言及

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趙氏が講演で述べたところでは、北朝鮮が6回目の核実験を行った後、国連による制裁と米国の独自制裁の効果で、北朝鮮は年間輸出額約30億ドル(約3400億円)の90%近くに当たる品目が制裁の影響を受けるという。

つまり、これまで必死に生活を守ってきた北朝鮮国民の生活の基盤が、底から抜けてしまう可能性があるということだ。

またこれに加え、国民の幸福を顧みない金正恩体制は必ず失政を犯すだろう。

罪なき北朝鮮国民が大きな悲劇に見舞われる可能性は、日に日に高まっていると言えるのだ。

高英起(コウ・ヨンギ)

1966年、大阪生まれの在日コリアン2世。北朝鮮情報専門サイト「デイリーNKジャパン」編集長。北朝鮮問題を中心にフリージャーナリストとして週刊誌などで取材活動を続けながら、テレビやラジオのコメンテーターも務める。主な著作に 『脱北者が明かす北朝鮮』 『北朝鮮ポップスの世界』 (共著) 、 『金正恩 核を持つお坊ちゃまくん、その素顔』 『コチェビよ、脱北の河を渡れ ―中朝国境滞在記―』 など。

脱北者が明かす北朝鮮 (別冊宝島 2516) 北朝鮮ポップスの世界 金正恩 核を持つお坊ちゃまくん、その素顔 (宝島社新書) コチェビよ、脱北の河を渡れ―中朝国境滞在記