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A4サイズ、380ページで1990年代に発行されたと思われるこの電話帳には、国家安全保衛部(秘密警察、現国家保衛省)の番号はさすがに掲載されていないが、それ以外のほとんどの組織、工場、企業所、高官の番号が網羅されている。

また、デイリーNKが入手した2003年度版の電話帳は約500ページで、全国の機関から警備員の詰め所に至るまでほとんどあらゆる電話番号が網羅されている。例えば、衛星政党の天道教青友党中央委員会の欄には、中央委員会室から警備室に至るまで12の番号が掲載されている、といった具合だ。

中央日報に電話帳を提供した北朝鮮の学者によると、国内に電話帳は1種類しか存在せず、行政組織の構図が丸見えになるため、国家機密扱いされ、外国への持ち出しは厳禁だという。