韓国に定着する脱北者のなかには、積極的にテレビに出演して北朝鮮の内情を伝えようとする女性もいる。彼女たちの話には誇張もあるが、喜び組に関わる知られざる情報などがもたらされることも多い。
(参考記事:北朝鮮の「喜び組」に新証言…韓国テレビ「最高指導層の夜の奉仕は木蘭組」)保衛省は韓国の脱北者が北朝鮮の内部事情を暴露することに対して苦々しい思いで見ているはずだ。イムさんの北朝鮮入りに保衛省の関与が疑われるのもこのような背景がある。
拷問部隊は「顔面串刺し」も
大邸に住む別の脱北者、リさんも北朝鮮に残してきた姉から同じような話を聞いた。地域担当の保衛員が、行方不明者家族を呼び出して、中国や韓国から連絡がなかったかとしつこく聞かれた。そしてこう凄まれたという。