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別の情報筋によると、富寧(プリョン)郡の保安署が近隣の農場を対象に被害の実態調査を行ったところ、盗まれた牛は15頭に達することが判明した。捜査を行ってはいるものの、牛を取り戻せることはまずないという。

それもそのはず、牛泥棒は、朝鮮人民軍(北朝鮮軍)の兵士の仕業だからだ。朝鮮人民軍の軍紀は乱れ切っており、盗みを戒める幹部もほとんどいないのだろう。

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彼らが牛を盗んで、農耕用に使おうが、煮て食おうが焼いて食おうが保安署は手を出せないのだ。結局、各協同農場は牛を守るための自警団を作って警備に当たるしかない。