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要求に応じて携帯電話を差し出すと、2人はどこかに電話をかけた。通話が終わると「ありがとう」と言って携帯電話を返し、悠然と去っていったという。

このような行為は異例中の異例だが、その背景については様々な見方がある。

まず、中国にコネを作ろうとして川を渡って中国人に接近したというものだ。密輸や脱北幇助を行なうためには、中国人のパートナーが必須だからだ。

もう一つは、北朝鮮当局の取り締まりの強化によるものだ。