「生計型売春」と覚せい剤の蔓延…北朝鮮「庶民生活」困窮で強まる懸念

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供え物には欠かせないコメ、小麦粉、肉類、果物、お菓子の価格が軒並み上昇している。ある時点で1万5000北朝鮮ウォン(約195円)だった豚肉1キロの価格が、翌日には2万ウォン(約260円)になったほどだ。

消費者は少しでも安いものを求めてあの店この店を渡り歩いたり、供え物の品数を減らしたりした。また各家庭では、自宅の庭で栽培した穀物で供え物を作ったり、主食を一時的にコメからジャガイモに変えたりして、浮いた材料を供え物に回すなど工夫をこらしたという。

北朝鮮でも所得の格差拡大が著しいが、それは供え物にも如実に現れる。