「北朝鮮で反金正恩の民衆蜂起も」米国政界でふくらむ期待

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黙ってみているだけでは、蜂起した民衆グループが皆殺しにされて終わりである。だからと言って、北朝鮮が核武装してしまった今、米軍が民衆蜂起を助けるため素早く介入するとも思えない。米国は、核兵器を持っていないシリアにさえ、地上部隊を送ろうとしないのだから。

仮にも、北朝鮮の内部変化に期待したいのならば、米国(そして日本や韓国)の政治家は今から、北朝鮮を民主化に導く取り組みを始めるべきだ。そのような努力があって初めて、北朝鮮社会で変化が起き始めた際、それが重要な意味を持ち得る。

そのためにはまず、脱北者の人権問題に取り組むのが緊要だ。中国政府は、脱北者を摘発し強制送還することで、北朝鮮の人権侵害を助長し、金正恩体制が動揺するのを阻んでいる。

(参考記事:中国で「アダルトビデオチャット」を強いられる脱北女性たち

この中国の行いに対し、国際社会は国連などの場で総攻撃を加えるべきだ。