以前は、ドラム缶に入れたガソリンを運転席に隠して持ち込む行為が行われていたが、今ではそれも不可能になった。ガス欠などの際に使うための少量のガソリンを積んでいるだけで、「これは何のために積んでいるのか」と問い詰められる。
このようにガソリンの供給が細ったことで、平壌市内の通りからはオートバイが姿を消し、タクシーも半分以上が運行できなくなったとデイリーNK内部情報筋が伝えてきている。
オートバイもタクシーも、人や物を運んで利益を得ているが、運行できなくなることは収入が途絶えることを意味する。また、洗車場や中古車販売業などの関連業種もダメージを避けられないだろう。
(参考記事:「美女洗車サービス」も登場した北朝鮮ニュービジネス)中朝国境の西の端、遼寧省の丹東でも状況は変わらない。