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では、北朝鮮の側はどうか。李氏の国連演説の数時間前、米空軍はB-1B戦略爆撃機を護衛の戦闘機とともに北朝鮮の東方沖合の国際空域に展開させた。国防総省によると、米軍の戦闘機・爆撃機としては今世紀に入り最も北の位置まで飛行したという。

李氏が言った撃墜云々は、こうした行動に対するけん制である。ロイターが米ランド研究所の専門家の見方として伝えたところでは、北朝鮮の能力では米軍の爆撃機をミサイルあるいは戦闘機で撃墜するのは難しく、撃墜を試して失敗した場合、自らの弱さが露呈することになるため、「そのようなリスクを取る可能性は低い」と見られるという。