同機関が8月の1ヶ月間に無作為の検査を行った北朝鮮の船舶は全部で17隻。昨年同月の33隻に比べて約半分に減っている。
また、検査を行った港を見ると、昨年は中国22隻、ロシア11隻だったが、今年はロシア10隻、中国7隻で、中国の港への入港が大幅に減っていることがわかる。これは中国政府が北朝鮮産の石炭の輸入を禁止したことによるものと思われる。
米国財務省のマーシャル・ビリンスリー次官補(テロ、金融情報担当)は、北朝鮮の船舶が船舶識別装置(AIS)をオフにしているため、位置情報を把握できていない可能性を指摘した上で、北朝鮮に出入りする船舶に対しての直接の取り締まりが重要だと述べた。