現地のデイリーNK内部情報筋によると、当局は7月初め、「今年の戦勝節は朝鮮労働党が責任を持って盛大に祝う」との方針のもとに、全国に軍に後方物資を支援せよとの指示を下した。これを受け、各地の工場、企業所の労働者などが物資を準備した。
三水郡の学校に通う子供たちも、食べると精力が付くとされる植物ヒメニラ2キロを軍に差し入れ、慰問の手紙も書いて送った。ヒメニラを集められなかった生徒は現金1万2000北朝鮮ウォン(約156円)を贈った。
さらに、近隣住民はこの日のために各家庭が3万北朝鮮ウォン(約390円)を出し合って、鶏肉とウサギ肉で1世帯あたり3皿の料理を作り軍に届けた。