また、オーストラリア、ニュージーランドの協力を得て、違法に太平洋諸国の国旗を掲げて航行している北朝鮮船舶についての実態調査を行なうとも述べた。
この一部の国とは、おそらくマーシャル諸島、バヌアツ、トンガ、そしてフィジーのことを指すものと思われる。
マーシャル諸島、バヌアツ、トンガは、外国の船舶会社が自国で船籍の登録を行なう「便宜置籍」を認めている。ただし、北朝鮮船舶が登録されているかは定かでない。一方でフィジーは便宜置籍を認めていない。
フィジー当局は今年4月、偽造した書類で登録を行っていた北朝鮮の船舶に対して調査を行うと発表している。現地紙の報道によると、その数は20隻以上に及ぶ。
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