金正恩氏がつい漏らした米韓「斬首作戦」への恐怖心

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頑なな姿勢を貫く北朝鮮への対話の呼びかけに限界を感じたのか、文氏は北朝鮮の6回目の核実験直後、「最も強い報復方案を講じよ」と指示。そして、斬首作戦部隊の創設が明らかにされた。

これに北朝鮮が猛反発するのは必至だ。昨年12月、金正恩氏は強硬姿勢を貫いていた当時の朴槿恵大統領を対象にした暗殺作戦の訓練を公開した。文氏が完全に対北圧力に舵を切れば、いずれ朴槿恵氏のように北朝鮮のターゲットとされるかもしれない。

(参考記事:金正恩氏「朴槿恵暗殺」特殊作戦を公開)

高英起(コウ・ヨンギ)

1966年、大阪生まれの在日コリアン2世。北朝鮮情報専門サイト「デイリーNKジャパン」編集長。北朝鮮問題を中心にフリージャーナリストとして週刊誌などで取材活動を続けながら、テレビやラジオのコメンテーターも務める。主な著作に 『脱北者が明かす北朝鮮』 『北朝鮮ポップスの世界』 (共著) 、 『金正恩 核を持つお坊ちゃまくん、その素顔』 『コチェビよ、脱北の河を渡れ ―中朝国境滞在記―』 など。

脱北者が明かす北朝鮮 (別冊宝島 2516) 北朝鮮ポップスの世界 金正恩 核を持つお坊ちゃまくん、その素顔 (宝島社新書) コチェビよ、脱北の河を渡れ―中朝国境滞在記