北朝鮮が29日、日本上空を飛び越える弾道ミサイルを発射したことを受けて、中国外務省の華春瑩報道官は「問題は臨界点に差し掛かろうとしている」と述べた。王毅外相も30日に行われた記者会見で、「国連安全保障理事会の決議に違反し、賛成できない」と不満を示した。
このような中国の姿勢に、北朝鮮も反発を強めている。こうした中朝関係の悪化が影響しているのか、北朝鮮当局が中国の映像コンテンツを厳しく取り締まりはじめたという。
北朝鮮当局は、韓流ドラマをはじめとする海外の映像コンテンツを見たり、流通させたりする行為を厳しく取り締まっている。一昨年5月には、韓流ドラマのファイルを保有していただけの容疑で、女子大生を摘発し、過酷な拷問を加えたほどだ。
(参考記事:北朝鮮の女子大生が拷問に耐えきれず選んだ道とは…)一方、中国の映像コンテンツについてはさほど厳しく取り締まっていなかった。