内容は、人々が所属する職場や団体ごとに防空壕や避難場所を指定し、そこへ迅速に移動するというものだ。最大の特徴は、訓練時間が午前5時から午後7時までの14時間と、超ロングランであることだ。それでも昨年までの1泊2日と比べれば、かなり短くなった。
訓練の指示が直前になって出されたため、日々の糧を得るための商売に忙しい庶民の間からは「いきなりそんなことを言われても困る」などと言った不満の声が上がった。また、当局は非常用食料や医薬品を提供せず「各自調達せよ」との指示を出したため、経済的に余裕のない人々にとってはかなりの負担になっていると情報筋は伝えた。
(関連記事:「ミサイル発射、もういいかげん疲れた」漏れてきた北朝鮮国民のホンネ)一方、両江道(リャンガンド)の情報筋は、多くの人がまともに訓練に参加していないと話している。