国連安保理で昨年11月に採択された対北朝鮮制裁決議2321号は、国連加盟国が、1年間に北朝鮮から輸入できる石炭の上限を、4億90万ドル(約438億4000万円)または750万トンのどちらか低い方としていた。
(関連記事:国連安保理が新たな対北朝鮮制裁決議…石炭輸出など制限)ところが、今月5日に北朝鮮産の石炭、鉄鉱石、鉛、海産物などの輸出を完全に禁じる内容を含んだ制裁決議2371号が採択されたため、それ以降の輸入はすべて制裁違反となる。
(関連記事:国連安保理、北朝鮮制裁を全会一致で採択…石炭・海産物を全面禁輸)北朝鮮産の石炭を輸入したもう一つの国としてベトナムが取り沙汰されているが、同国の統計庁の資料には記載されていないため、詳細はわかっていない。