これにより平壌の面積は半分以下になり、人口は300万人から250万人に減少した。食糧配給を続けるのが困難となったことが背景にあると言われている。
情報筋はまた、「情勢の緊張に伴い、不順な勢力をふるいにかけようとしているのではないか、との見方もある」と話している。さらにこのような措置について、「金正恩党委員長の能力不足と不安心理の表れ」との見方も示している。
北朝鮮は世界でも珍しい、移動や居住(転居)の自由が認められていない国だが。とくに首都・平壌に移住しようとすれば、組織移動証、労働手帳、食料配給停止証明書など様々な書類を提出し許可を得た上で、さらに中央による出身成分(身分)などの厳しい審査を経てなければならない。
また、「首都平壌市管理法」という法律には次のような条文がある。