金正恩氏の「絶望」がアメリカとの対立を激化させる

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しかし、それもおそらくは一時的な提案にとどまり、国際世論の非難により退けられてしまうはずだ。

国際社会は、すでに様々な形で北朝鮮の人権侵害を確認しており、今さら「知らなかったこと」にはできない。

また、北朝鮮の人権侵害は、正恩氏の時代になって悪化している部分もあり、「人道に対する罪」に問われかねない立場にある同氏は、国際社会に華々しくデビューすることなどかなわなくなっている。そのような「絶望」の底にあって、米国からの生半可な対話の提案など耳に入らないものと思われる。

では、金正恩氏は何を求めて核兵器開発に突っ走っているのか。