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北朝鮮の科学研究機関、国立科学院の研究者とその家族が行方不明になっている。当局は追跡に乗り出したが、逮捕に至っていない。

国立科学院のある平安南道(ピョンアンナムド)の平城(ピョンソン)を今月5日に訪れた咸鏡北道(ハムギョンブクト)の情報筋は、米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)に対して、大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射実験が行われた先月28日の夜、科学院傘下の国防日用研究所材料分析室のカン室長が、家族とともに姿を消したと伝えた。

「防弾繊維」など研究か

カン室長は、昇進と絡んで上層部のやり方に抗議したため、初級党委員会から無報酬労働の処分を受けていた。また、金策(キムチェク)工業大学に在学中の息子が、違法映像事件に巻き込まれたことと重なり、一家は危機に追い込まれていた。