そして、同年12月の張氏の処刑を皮切りに、北朝鮮史上希にみる恐怖政治を加速させる。つまり、暴君としての姿を現すターニングポイントの時期に、急激に太っているのだ。
叔父さえも処刑する恐怖政治を激化させる中で、猜疑心やストレス、プレッシャーに悩まされたことが極度の肥満をもたらした可能性は充分にある。
李氏は、「金正恩は窮地に追い込まれれば何をしでかすか知れない」としながら、仮に北朝鮮と米韓の間で戦争が勃発した場合には、韓国に対して核・化学兵器を使用するシナリオを持っていると語った。
さらに、「外部からの衝撃」がなければ、金正恩体制は今後も数十年間、維持されると予想した。一方、対北朝鮮制裁が強化され、主な資金源である鉱物の輸出が減少すると、金正恩体制が動揺する可能性もあるとも語った。