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保衛省が自分の報告をもとに韓牧師の動向を把握し、殺害を実行したのは明らかだった。

知らなかったとはいえ、凶悪犯罪の片棒を担いでしまったことで良心の呵責に苛まれ、北朝鮮社会に幻滅した李氏は脱北を決行したという。

拷問が横行

しかし、中国国籍を保有する朝鮮族が殺害されたにもかかわらず、中国公安当局は真相解明に向けた捜査にどれだけ真剣に取り組んでいるのだろうか。

中国当局は、鴨緑江対岸の北朝鮮の恵山(ヘサン)市や国境の動向を探るために、数十台の監視カメラを設置している。