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ところが、中国当局による密輸取り締まりの強化を受け、懐事情が苦しくなったため、窮余の策として骨董品の密輸にも手を出したものと思われる。人民武力相および偵察総局との取り決めでは、売り上げの額に関係なく、一定額の上納が求められることになっているからだ。

情報筋によると、鴨緑江河口付近における中国当局の取り締まりの強化で、大きな船の運航はできなくなり、今では小さな船がわずかに行き交うだけだ。摘発されれば2万元(約33万円)もの罰金を取られる。

中朝関係の悪化を受けて北朝鮮当局も、5月から漁船に対する取り締まりを強化し、漁師の生活は苦しくなるばかりだという。