また、中朝国境の新義州(シニジュ)では、2人の人相、体型などの情報を公開した上で「脱北して韓国に住む妻のところに向かっている男とその娘を見つけたらすぐに通報せよ」との指名手配令を出すほどだ。
しかし、事件発生から15日が経過したにもかかわらず、保衛局は2人の行方はおろか、脱北を幇助したブローカーが存在したのかどうかなどを含めて、何一つ把握できずにいる。
あまりの大騒ぎに、新義州の人々は「高級幹部が脱北したのか」と思っていたが、単なる一般人だと知り「粛川の保衛局の連中はやはり田舎者だ」と鼻で笑い、ここぞとばかりに保衛局批判を始めた。