中国でこれほどの被害が出ているということは、川向こうの北朝鮮の状況も懸念される。防災インフラが整っておらず保水力の落ちたハゲ山の多い北朝鮮では、この程度の雨でも大災害につながることがあるからだ。
(関連記事:【写真報告】金正恩政権、昨年夏の洪水被害をいまだ復旧できず)朝鮮中央テレビの20日夜の天気予報では、21日にかけて北部を中心に最高で80ミリの雨が降ると予測し、20日午前5時からの1時間で新義州(シニジュ)には35ミリの強い雨が降ったと伝えているが、被害の有無については触れていない。
中央気象台によると、雨の中心は中朝国境沿いに西に移動し、白頭山から鴨緑江沿いの地域で23日午前まで降り続く見込みだ。