情報筋は、保衛局は、最初から無理やりカネをむしり取る目的でこの男性を逮捕し、「誘導案内罪」という刑法に存在しない罪を着せようとしたと指摘する。情報筋は男性の素性に触れていないが、比較的裕福なトンジュ(金主、新興富裕層)と見られる。早い話が、権力をかさに着た身代金ビジネスだ。このように金正恩氏の指示を悪用して、カネ儲けをするのは北朝鮮治安当局の常套手段だ。
(参考記事:口に砂利を詰め顔面を串刺し…金正恩「拷問部隊」の恐喝ビジネス)妻子巻き添え報復殺人
一方、金正恩氏は、国民が中国キャリアの携帯電話で韓国など国外と通話することを厳しく取り締まるよう指示を出している。