フランスは北朝鮮と国交を結んでいない。フランス外務省は2011年10月、文化交流と人道問題を扱う事務所を平壌に開設したが、核廃絶と人権状況の向上が見られないとの理由で正式な国交樹立には否定的だ。
そのため、フランス国民が北朝鮮でトラブルに巻き込まれた場合、平壌駐在のドイツ、英国、スウェーデン大使館に連絡するようアドバイスしているものの、充分な保護は難しいと見られる。
一方、北朝鮮はパリ郊外のヌイイ=シュル=セーヌに総代表部を置いている。
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