米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)は9日、北朝鮮で食糧事情が悪化し餓死者が続出しているもようだと、現地関係者の証言を交えて報道した。

咸鏡北道の情報筋はRFAに対し、「最近、新ジャガイモの収穫期にもかかわらず、飢え死にする人が増えており、人々はまたもや『苦難の行軍』が訪れるのではないかと不安がっている」と話した。「苦難の行軍」とは1990年代後半、数十万人とも言われる餓死者を出した大飢饉のことだ。

「人肉事件」も

この情報筋によると、「6月末、富寧(プリョン)郡の倉坪里(チャンピョンリ)で、両親を失い、親戚の家に預けられていた幼い2人兄弟が飢え死にする悲劇があった。また、同郡内の舞袖里(ムスリ)などで2組の老夫婦が相次ぎ死体で見つかり、住民が衝撃を受けている」という。