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昨年8月末に台風10号(ライオンロック)が北朝鮮の北東部を襲った際には、会寧市だけで440人が死傷し、970戸の家屋が破壊される大きな被害が発生した。そのため、市民の水害に対する警戒心は非常に高いと情報筋は述べた。

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両江道(リャンガンド)の情報筋は、各地に住む親戚の話として、平安南道(ピョンアンナムド)、江原道(カンウォンド)、黄海北道(ファンヘブクト)でも農地の一部が浸水していると伝えた。その原因は用水路だ。

当局は、1970年代から内陸地域で用水路の建設を進めている。ところが、堤防がないため、少しでも雨が降ると水が溢れて田畑が浸水してしまう。それでも当局は何ら対策を講じようとしておらず、今後も被害が繰り返されると思われる。