ロバートソン局長代理は、中国は国連難民条約、拷問等禁止条約に加盟しており、難民が虐待や拷問を受ける危機にある場合は強制送還してはならないという義務があり、遵守するか否かは国際社会が見守っていると述べている。
仮に5人が強制送還されれば、拷問などの虐待を受ける可能性が高い。とくに脱北した女性に対する取り調べは、性的虐待の温床になっている。
(参考記事:北朝鮮、拘禁施設の過酷な実態…「女性収監者は裸で調査」「性暴行」「強制堕胎」も)ロバートソン氏はまた、米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)との電話インタビューで、現在中国で勾留されている脱北者は少なくとも38人にのぼると明らかにした。