だからと言って、要求を断るわけにもいかない。そんなことをすれば、道の保衛局(秘密警察)の外事課から渡航許可を出さないなどの嫌がらせを受けるからだ。事実上の「出国禁止通告」だ。
華僑たちは、商売がますますしづらいと不満の声を上げている。中朝関係もよくないため「このままでは、日本からの帰国者のようになるのではないか」という不安も聞かれるという。
日本から北朝鮮に帰国した在日朝鮮人は、日本に住む家族から物資や現金を得て、北朝鮮ではいい暮らしをしていたが、日本政府の独自制裁により苦しい立場に追い込まれた。