別の情報筋によると、華僑が中国に行くことが決まると、当局から「注文」が入る。
ある華僑は、当局者が海外渡航を許可する見返りとして、道の体育館に設置する運動器具を要求されたという。とりあえず要求に応じることにしたものの、計算してみたところ合計で5万元(約81万円)を軽く超えることがわかり青くなっているという。
こうした要求は一度や二度のことではない。例えば、建設現場で使うタイル500坪分、複合肥料2トンなどを要求され、7万元(約114万円)を使ったこともあるという。2014年には資金として40万元(約651万円)を持っていたが、度重なる要求に応じているうちに、20万元(約326万円)まで減ってしまったとのことだ。