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実に慎重な物言いである。文氏は対北朝鮮政策で、対話と制裁を並行しつつ、北朝鮮核問題を包括的かつ段階的に解決する必要性を訴えているが、米国内の対北朝鮮世論がいっそう悪化すれば、北朝鮮との対話について米国の理解を得にくくなるかもしれない。

韓国政府は、ワームビア氏が北朝鮮でどのようにして昏睡状態に陥り、解放から6日で息を引き取ったのかについて詳細な経緯が明らかになるか注目している。遺族らが主張するように「拷問のような虐待」によって死に至ったとすれば、金正恩政権とのいかなる合意も難しくなる。目下、国際社会と対話する姿勢を見せていない正恩氏だが、そのうち彼自身が対話を望むようになっても、思い通りにことが運ばなくなるわけだ。

(参考記事:「北朝鮮で自殺誘導目的の性拷問を受けた」米人権運動家

果たして、北朝鮮はワームビア氏に何をしたのだろうか。