「北朝鮮の基本は『自力更生』だ。不足したものを海外から取り寄せるが、その割合は1割に満たない。対外依存度が低い国に制裁を行っても大きな効果はなく、むしろ内部結束の強化をもたらす」(董氏)
董氏はまた、協同農場の田畑の一部を農場員に任せ、収穫量に応じてインセンティブを与える圃田担当制や、国営企業に独立採算を求める企業経営責任制の部分的な導入により、生産性が向上し、これが北朝鮮経済を改善させる要因となっていると述べた。
同時に、農民の間では経済の好転により、金正恩氏に「感謝する気持ち」が高まっているとの見方を示した。