今回、新たな「人質外交」のターゲットとされたのは昨年4月、中国・浙江省寧波市にある北朝鮮系の「柳京食堂」を抜け出し、韓国に亡命した女性従業員ら12人だ。世間で、「北朝鮮レストランの美人ウェイトレス」として知られる女性たちである。
(参考記事:20代美人ウェイトレスを直撃……「北朝鮮レストラン」の舞台裏)北朝鮮の対韓国窓口機関・祖国平和統一委員会の関係者は7日、平壌でAFP通信のインタビューに応じ、南北離散家族の再会事業を再開させるには、上記の女性従業員12人と、もう1人の脱北女性の計13人の送還が前提条件となるとの方針を示した。