末端兵士に十分な食料が行き渡らず、中朝国境地帯では飢えた兵士がたびたび略奪・強奪事件を起こしている。2014年には初級将校が脱北し、中国側で70代の老夫婦など4人を射殺する事件が起きた。将校は、中国人民解放軍と銃撃戦を繰り広げ、腹部を負傷して捕らえられた。病院で手術を受け、一命はとりとめたものの、強制送還とその後の罰を恐れ自殺した。
(参考記事:自分の手術部位を「かきむしって自殺」した北朝鮮軍将校)他の国家機関同様、経済難にあえぐ北朝鮮軍は、生き残りをかけて金儲けに走っている。
北朝鮮軍のビジネスの内、最も大規模なのが水産業だ。