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しかし、状況は変わりつつある。若者たちは、舌禍事件が起きれば、友人の中から密告者を徹底的に洗い出し、激しい報復を加えるようになったのだ。物理的な暴力は振るわれないとしても、仲間はずれにされれば、コネ社会の北朝鮮では生きていけなくなる。このようにして、密告システムを無力化するのだ。

(参考記事:金正恩センスの制服「ダサ過ぎ、人間の価値下げる」と北朝鮮の高校生

このような不満の渦は、庶民層から生まれることが多いが、今回は中間クラスの幹部や、トンジュ(金主、新興富裕層)から始まったと情報筋は指摘する。